『天国の犬からの宿題』第一話~反響に思うこと~
2009-05-21 13:33:04
カテゴリー コンパニオン・アニマル(伴侶動物)
5月20(水)から日経ビジネスonlineで開始された連載。
ペットを看取るということ『天国の犬からの宿題』第一話
読んで下さった方、ありがとうございます。
日経ビジネスへとわざわざ書き込みをして下さった方、とてもうれしいです。
internet手段がもつ「時間」の概念について改めて考えさせられた一日だった。
最終締め切りは前日。
そして、日付ががわると連載開始。
朝にはすでに、数名のかきこみとrating。
時間とともに増えるコメント。
そして、その向こう側には数十万人の顔がある…
そんなことを想像するだけで、real time に発信できることの利便性と怖さを思う。
普通ならばそんなことを理解すると、怠け者の私は二の足を踏んでしまう。
しかし、今回は「ピピからの宿題」ゆえに進むしかない。
ささやかながらも深い体験ゆえに何か、誰かの微力ながらなれないかとの想いがあった。
しかし、実際に勇気づけられたのは私のほうであった。
書き込みを読むと、偶然同じ時期に、同じ犬種、似た年齢で相棒に旅立たれた方がいる。
鬱にならずに済んだのは、コンパニオン・ドッグのおかげと言い切る方がいる。
コンパニオン・キャットをどれだけ深く愛したことかと綴る方。
それぞれの想いに重ねて心の中に涙を添わせる方もいる。
「時が悲しみをいやす」とはいえないつらさを吐露する方もいる。
そこには他者とは「似て非なる」唯一無二の経験を大切にしている人のぬくもりがある。
しかし、人生に大きな影響を与えたコンパニオン・アニマルとの出会いがそれぞれに人生に彩りを与え、成長させてくれていることは確実である。
そんな体験ができた出会いに感謝するのは、私だけではないのだ。
365日のきもの生活をおくるとき、いつも脱いだきものの上にピピがいた。
絹のもつひんやりとした温もりが心地よいのだろう。
他の素材にはみむきもしなかった。
だから、本当は絹でつくってあげたかった、ピピの着物。
写真はひな祭りの一葉です。