• Companion Animal
  • Kimono
  • Solitude
  • Link
  • English
  • Gallery
  • Blog
  • Profile
  • Kazumiryuとは?

2010年8月27日掲載

犬と散歩の醍醐味

犬との散歩

2010年の夏、この暴力的といってよいほどの炎暑は、人々にどれほどの影響を与えたことだろう。もちろん、コンパニオン・アニマル(伴侶動物)もバテる。

埼玉県熊谷市の「アニマルクリニックかずね」には週に3件ほど熱中症の「患者」がくるそうである。上林一根院長は
「留守番させる時も、窓をあけたりクーラーをかけたりしてあげてほしい」と朝日新聞の取材に対してコメントをしている。

私自身の十数年の犬との生活経験から、不在中にクーラーをつけっぱなしにしておくという対応は今年が初めてのことである。

この夏、散歩も早朝を逃すと、夜まで難しい。夜になるとこちらが疲れており散歩に連れていかない日もある。そんな日は、たまたまリードに触れた瞬間、喜んで私のもとに来る凜の姿はいたいけなく、少々の罪悪感を覚える。そのせいか、凜は体重が10%増えたようである。

さて、そもそも散歩の目的とは何であろう。その目的は以下の4つだという(『Gazette9月号』)。

犬との散歩の目的

1 運動

ストレス発散をさせれば無駄吠えなども軽減。
特に室内飼いで若い犬は、運動が必要。
その量は帰ってきたら「うとうと」する位がちょうど良いという。

2 気分転換

家にこもりがちな老犬にとっては、
散歩が脳にも良い刺激を与えるという。
歩行が困難であれば、抱いたり、カートにのせて
連れていくだけも気分転換になるので、大変重要である。

3 社会性を身につける

外の音、匂い、人や動物とのふれあいは
犬が社会性を身につけるために重要な要素。
この経験によって、旅行などでも落ち着いた行動がとれる。
よって、誰も歩いない夜よりも、
人どおりがある昼間のほうが楽しい散歩になる。

4 排泄

散歩=排泄と考えるオーナー(飼い主)はまだ多いよう。
よって、排泄をしたら、すぐに連れて帰るという、
犬にとってはテンションの下がる流れが生まれている。
すると、犬も楽しいことを長引かせたいので
排泄を渋るということもある。
マナーの面では排泄は自宅が理想的。
自宅で排泄をしたあとのご褒美としての
散歩と位置づけられればよいですね。

また、散歩の決定権はオーナー(飼い主)にあり。
時間を決めていると、犬は学習し“要求吠え”をするようになるので、時間帯はずらしてみましょう。

しかし散歩の目的はやはり、同じ体験をすることによる「絆」の構築だと感じます。
子犬を散歩したことのある方は、みなさん経験があるように最初は歩調が合わないものです。
私も凜の散歩を始めた頃は、踏みつけそうなったり、歩幅があわなかったりとギクシャクしたものです。
二人の息があうようなった時、一体感を感じ散歩の醍醐味を覚えました。

このコラムを書きながら、凜がうれしそうに公園を走る姿を思い出しました。
きょうは、さぼってしまったので、あしたは少し遠出の散歩に行こうと思う。


by @kazumiryu


▲ページトップへ

Companion Animal

ペットを看取るということ
天国の犬からの宿題


related information


Copyright © 2009 - 2015 Kazumi流 ふだんきもの All rights reserved. 許可なく転載を禁じます 東京都公安委員会許可 第302150507614号 衣類商 (有)ケイテックス